1. 親子の「愛着(心のつながり)」が深まります
赤ちゃんとお母さん・お父さんの間に育まれる“愛着”は、心の土台となる大切な絆。
日々のお世話でももちろん愛着は育ちますが、肌と肌がふれあうベビーマッサージを取り入れることで、愛情をより深く確実に伝えることができます。
特に乳児期~幼児期初期は、愛着形成において最も重要な時期とされており、
この時期にたっぷり愛情を注いでもらった赤ちゃんは、安心感に包まれながらすくすく育ち、人との関係や自分の感情をうまく保つ力が自然と育っていきます。
成長して不安定さや生きづらさを感じやすくなってから修復するのは、大きな労力が必要です。でも――乳児期の今なら、ベビーマッサージで“心の根っこ”を頑丈に強化できます。 それは、未来の親子関係にとって、大きな大きな支えになります。
2. パパ・ママのストレスがやわらぎます
赤ちゃんにマッサージしてあげているつもりでも、実はお母さん・お父さん自身も癒されているのです。
赤ちゃんのやわらかな肌にふれたり、嬉しそうな表情を見たりすることで、親の脳内にも“幸せホルモン”オキシトシンが分泌され、心がふんわり軽くなります。
また、赤ちゃんの体もリラックスモードに入り、便秘が改善されたり、ぐっすり眠れるようになったり、免疫力が高まるなど、体の調子も整っていきます。
赤ちゃんがごきげんで過ごせるようになると、自然と親の気持ちも軽くなっていく――
ベビーマッサージは、親子の“笑顔の循環”を生む魔法のようなメソッドです。
3. 消化の働きが整い、体重がしっかり増えます
マッサージの心地よい刺激で体がゆるむと、消化機能が整い、ミルクや母乳の栄養がしっかり吸収され、自然と体重も増えていきます。
お腹の調子が整うことは、赤ちゃんの健康的な成長への第一歩です。
4. 呼吸が深まり、心と体が落ち着いていきます
リラックスすると、呼吸がゆっくり深くなります。
これが赤ちゃんの心と体の安定につながり、ぐずりや不機嫌が少なくなっていきます。
5. 寝つきが良くなり、すっきり目覚められるように
赤ちゃんがリラックスした状態で眠りにつくと、睡眠の質もよくなり、目覚めもごきげんに。「夜泣きが減った」「夜通し眠れるようになった」という声も聞かれます。
6. 免疫力が高まり、ストレスが和らぎます
マッサージは胸腺やリンパ節を心地よく刺激し、免疫機能を活性化させ病気への抵抗力が高まります。
また、リラックスによってストレスホルモン「コルチゾール」の分泌が減り、自然と免疫力がアップ。 風邪などにかかりにくくなるのも、うれしい効果のひとつです。
7. 皮膚が丈夫になります
赤ちゃんの皮膚はとてもデリケート。
けれど、やさしくマッサージすることで皮膚の血行が良くなり、自律神経が整い、バリア機能も高まっていきます。
皮膚から入り込もうとする病原体から体を守る力も、自然と育まれていくのです。
8. 脳と神経の発達を促します
赤ちゃんの脳は、生まれてから急速に成長します。
特に生後6か月ごろまでは、「見る」「聞く」「触れる」といった感覚の領域がどんどん発達していくため、これらの感覚の刺激が脳のネットワーク形成に欠かせません。
この時期に、目を見て語りかけながらやさしくふれるベビーマッサージは、脳の成長を支える最高の刺激になります。
さらに、脳の中でも“手や足からの情報”を受け取る領域は特に大きく、
丁寧な手足のマッサージは、脳細胞のネットワークづくりや神経の発達を促進してくれます。